〜カヤックで琵琶湖を旅するブログ〜
揖斐川


 この日は、近所の揖斐川に出かけた。3年ほど前に、この河川敷を散歩していて、この辺りは瀬もなく水深もそこそこありそうなので、ファルトでも大丈夫そうだし、出艇するのに良さそうな場所もあることを確認していたのだが、こんな場所を漕いでいる人なんて見たことないし、何となく漕がないまま数年が経過していた。

 ところが、2週間ほど前、ここを散歩していたらカヤックで漕いでいる人がいたのだ。話しかけたら、オランダ人の方だった。その方から、この近辺の川の情報を教えてもらった。そうしたら、漕ぎたい気分が盛り上がってきた。

 この日は、カヤックを一緒に始めたY君が同行した。彼にとっては2年ぶりのカヤックとなる。出艇場所に2時に到着して、2時30分に水上に出た。ぬかるみに足を取られそうになりながら、カヤックを水上に浮かべて乗り込んだ。この時間帯は日差しが強くかなり暑い。

 この日は、アルピナ2−430に乗る。昨年の11月に近江八幡の水郷で使って以来なので、半年ぶりになる。琵琶湖や海では450、川や水郷では430を使用している。広い場所を突き進むのと、何となく浮かんでいたい場合で使い分けていると言ってもいい。

 それにしても、Y君のアルフェック アリュート380Tと一緒に買った430なのに、使用回数が多いためか古びて来ている。補修の跡も多い。使っていればこうなるのも仕方がないが。






 漕ぎ出してすぐに、JR東海道線の橋梁の下を通過する。この辺りは、狭いエリアに4本の橋が隣接している。橋が作る幾何学模様が、見る角度によって変化して楽しい。







 
 初夏になり、いくら陽が長くなったとは言え、午後5時頃になると太陽の位置が低くなるせいか、西から差し込む光がデッキの片側を照らし、その反対側に陰を作っている。流れが緩やかな場所では、川面が鏡のようになり「面」で反射している光が、Y君がパドルで水を掻きまわすことで、川面は「面」でなくなり、拡散された光が乱反射している。それを周囲の状況と融合させて、写真で表現するのはとても難しく今回は撮れなかった。





 樽見鉄道の橋梁をカヤックから見上げてみる。
 通常、橋が視界に現れるとき、それは川と一連の物あるが、空と橋の組み合わせ、しかも横からではなく、下から見上げた形というのは、なかなかおもしろいものだなと思う。

 この樽見鉄道の揖斐川橋梁は、供用開始年こそ1956年であるが、この画像の部分は、1900年にAアンドP・ロバーツ(USA)で製造された物だ。御殿場線で使用されていたが、こちらに転用されたらしい。



 緩やかな流れでも、やはり下るときは速い。陽が完全に落ちてしまっては、カヤックの撤収作業に支障を来たすため、ゴール地点へ艇を進める。







 出艇地に戻ったのは5時30分ごろ。夕方の風の涼しさや、弱くなった光。この時間帯にカヤックに乗るのは、初めてなので、ある意味新鮮。
 
 この日漕いだのは7キロ。