〜カヤックで琵琶湖を旅するブログ〜
新緑の近所の川



 午後から近所の川へ出かけた。この川で漕ぐのは、昨年の11月以来になる。5ヶ月ぶりかな。

 自宅から出艇地まで、車を走らせていたら堤防を歩いている生き物を発見。車を路肩に駐車して、急いで捕獲する。クサガメだ。大きさは10センチくらい。堤防を渡って、別の川へ行く途中だったらしい。(多分)

 長靴を持って来るのを忘れたので、このカメを持って自宅へ一度戻り、子供が欲しいというので、飼うことにした。それにしてもこのクサガメ、よく見ると、甲羅の形が変だ。小さい頃に他の生き物に齧り取られたような形をしている。

 長靴を履いて、出艇地へ向かう。今日のミッションは、1907年に珍しい「たたき」工法で建造された牛牧閘門の新緑の写真を撮ること。牛牧閘門を抜けて、東海道線の近くまで行くこと。である。

 今回は、 川を下る。 → 川を遡る。 → 川を下る。 → 川を遡る。といったコースメニューなっている。

 まずは、カヤックを水に浮かべる。足元は、ドロドロだ。泥に足を取られて沈しないように、慎重に乗り込む。しばらく漕いで、犀川の本流に出る。

 無数の生物の頭が、水面から顔をのぞかせている。なんと、カメだ。カメが頭を水面から出しているのである。
 おまけに、カヤックが近付くと、ポチャンと水に飛び込む音までしている。カメが甲羅干しをしていたようだ。まさに、カメだらけ。こんなにたくさんカメがいるなら、道を渡ろうとしているカメがいても不思議ではない。

 そんな光景を見つつ、犀川と長良川が合流する一夜城あたりまで、下ることにする。河川敷では、バーベキューをしている団体さんがいる。休日の初夏の光景である。




 
 次に、漕ぎ下ってきた川を戻りつつ、五六川に入ることにする。鬱蒼と草木が繁った水路に突入すると、細かいブヨみたいな虫の大群が顔の周りに群がってくる。いくら手で追い払っても、またブンブンと鬱陶しい。そろそろ、防虫スプレーを常備しなくてはならない季節だ。近いうちに買ってこよう。





 さらに漕ぎ進むと、川がカーブしていて、流れが速くなっていて、しかも障害物が多い場所に出る。力いっぱい漕がないと、川を上れないし、進路が維持できないので、障害物にぶつかりかねない。そんなわけで、必死に漕ぐ。

 そこをクリアすると、牛牧閘門だ。数日間、雨が続いたせいか、今日はたっぷりとした水量だ。この閘門は、はっきり言って狭い。カヤック一艇が通るのがやっとの幅である。

 っていうか、そもそも、こんなところでカヤックをしているのは、有史以来、僕だけだと思う。





  牛牧閘門も何とか潜り抜けた。今回は、閘門の中で壁にぶつかりそうになったり、障害物にぶつかりそうになった時に、パドルで壁や障害物を突いて進路変更が出来るように、今回もアルミシャフトの丈夫なパドルを持ってきた。安い割には、信頼出来るパドルだ。

 そこから、さらに川を遡上する。鉄筋工事用の鉄の棒が川から突き出している場所が何箇所かあった。あんなのに突進したら、船体布に突き刺さりそうだ。今後も注意しよう。

 国道21号線の下を潜り、五六川親水公園に到着した。ミッション完了だ。後は、帰るだけだ。と思ったら、風が吹いてきた。それにしても、何で毎回毎回、出艇地から一番遠い場所で風が吹くようになるのだろう。まあ、今回は自宅が近いので、最悪、徒歩でも帰れるからいいんだけど。。。

 ここからは、川を下って帰ることになる。やっぱり、遡ることを思うと、随分楽に進める。そういやあ、ダウンリバーの旅を楽しむ人はいても、ひたすら漕いで上ることを楽しむ人はいないもんな。。。

 そんな調子で、再び牛牧閘門が近付いてくる。当然、川幅が狭くなるので、流れが速くなる。流れに乗ったまま下ると、進路が維持出来ないので、下りと言えども、力いっぱい漕いで直進性を保ち、まっすぐに閘門を抜ける。
 
(閘門の中での写真がないのは、かなり必死だからです。)

草木が繁る水路に差し掛かるが、風が吹いてきたせいか、鬱陶しい虫は寄ってこない。

 五六川を下りきったところで、犀川に入り、犀川を遡り、出艇地へ戻る。この日、水上にいたのは、1時間半くらいかな。漕いだ距離は、7キロだった。

 帰宅して、デジカメ画像を見てみたけど、期待していたような閘門の写真は撮れなかった。またいつか撮れたらいいなと思っている。



 

犀川から五六川へ

  午後から近所の川を漕いだ。車で5分くらいなので、気軽に行けるけど、未だに最良の出艇位置を決められず、うろうろする。自宅の近くなので、最悪、沈してずぶ濡れになっても、すぐに帰宅すればいいだけなので、着替えは持って行かない。予備パドルもビルジポンプも今回は無し。ジャージを着て、寒くなった時に着るフリースと、カメラを首から下げるだけの井出たちだ。もちろんPFDは装着している。

 水分補給のための、お茶を積み忘れたのはちょっと痛かったが、暑い時期ではないので、我慢できた。車から荷物を降ろし、30分くらいで準備完了。2時には漕ぎ出す事が出来た。ここは狭い川なので、安心だ。こんなところでカヤックをやっているのは、僕だけなので、まさに独占状態だ。とは言いつつも、大抵いつも、カヤックをやっている時は一人なので、常にどこでも(琵琶湖でさえも)、独占状態なのだけど。




 岐阜からでも息吹山はよく見える。子供の頃から伊吹山を見ながら育ったと言ってもいい。琵琶湖からでも息吹山はよく見えるが、岐阜からだと、伊吹山の形が琵琶湖側から見える形状とは、随分違う。伊吹山に雪が積もって白く見えるのも、そろそろだなと思いながら、パドルを動かす。
 
 前回、ここにカヤックを浮かべたのは7月の下旬だった。それから3ヶ月半あまり経過する間に、季節はすっかりと移ろいでいる。川の畔の青々としていた植物たちはすっかり枯れて秋の色に染まっている。川面にも、枯葉が浮かんでいる。水辺の鳥達も、カイツブリや鵜等の留鳥に加えて、鴨等の渡り鳥も飛来している。




 
 最初に、犀川を遡り、行けるところまで行く。犀川が長良川と接する辺りから2キロほど上ると、浅くなってしまって、焦げないのだ。無理に行けば行けるのだろうと思うけど、いつもそこで引き返している。そのポイントに到着したのが2時半だったので、時速4キロくらいになる。歩くのと同じ速さであることを実感する。地上を散歩する時、歩く速度は、結構早いほうだと思う。でも、途中で何かを見つけたりすると、そこでしばらく立ち止まってしまうため、進む速さに比例して距離が伸びることはない。

 この日の空模様は、雲が立ち込めていた。完全に曇っているわけではないので、陽がさすときがある。時雨れそうな黒い雲も浮かんでいる。ある意味、ドラマチックな空模様だ。本当に時雨れてきたら困るけど。





 この辺りは、犀川と五六川が合流している低湿地帯で周囲には雑木林が立ち込めていて、ちょっとした水郷風景を形成していると言ってもいい。この前まで、犀川と五六川は、小さな規模の橋と土堤を兼ねた建造物で遮られており、川伝いにカヤックで行き来出来ないようになっていた。ポーテージしようと思えば出来るかもしれないけど、それは心情的にしたくはない(笑)

 しかし、前回、ここを漕いだ7月下旬以降に、その遮断していた堤が工事で壊されているのを発見した。壊されていたというよりは、元々そんな堤はなかったはずなので、本来の姿に戻ったというべきであるが。
 まさか、カヤックでここを通りやすくするために工事してくれたとは思えないが、これはすごく嬉しい出来事である。これで、犀川から五六川にカヤックで漕ぎ進む事が出来るようになったのだ。

 この季節、陽が落ちるのがすごく早いので、あまりゆっくりもしていられないが、五六川を行けるところまで漕いでみることにする。少し進むと、水中で魚が暴れている。カヤックの周囲から逃げていかない。鯉だ。口を開けてパクパクやっている。迫力がある。夢中で写真を撮るけど、決定的瞬間は撮れなかった。






 さらに漕ぎ進む。牛牧閘門まで、なんとか辿り着くことが出来た。これ以上は時間的に無理だ。上流では橋の工事もやっているし。この牛牧閘門(うしきこうもん)、1904年に建造されたもので、土木工事の歴史的遺産らしい。カヤックに乗って、この位置から牛牧閘門を眺めたのは、歴史上、僕が始めてかもしれない。カヤックで潜り抜けることが出来るかどうか試してみた。水深も幅も何とか大丈夫だ。




 暗くなってしまうといけないので、そろそろ戻らないといけない。途中、通学路になっている橋の上から、近くの小学校から下校してくる女の子に、

「なにをやってるんですかーー?」
と、声をかけられた。僕は、

「遊んでるんだよ。」

と答えた、あの子はどう思っただろう。でも、本当にそれだけ。川の調査をしているわけではないし、魚を捕まえているわけでもない。

午前中は仕事をして、午後からわずか2時間あまり漕いだだけなのに、これだけいろいろなことが体験できた。とても密度が濃い時間を過ごすことが出来た。

今度は、五六川を行けるところまで行ってみよう。

 

またまた近所
 7月18日に、近所の犀川で、2時間あまり、漕いだ。書くのを忘れてしまったので、今頃、書いている。何回、水上に出たかを自分で知るためにも、記録は残しておいた方がいい。

 それにしても、この犀川は長良川のすぐ横を流れている川なんだけど、出艇場所が、コンクリート護岸されている場所なので、船体へのダメージが大きい。この日も、撤収の時に、ガンネルをコンクリートにぶつけてしまい、デッキ部分の船体布を傷付けてしまい、パッチで補修するはめになった。コンクリート護岸の場所は、ファルトには向いていないのだろうか。

 理想的な出艇場所は、やはりビーチなのだろうか?ビーチにファルトを浮かべて、自分は膝くらいまで水に浸かった状態で乗り込むのが、船体へのダメージが一番少ないような気がする。しかし、自分が出撃したい場所全てに、砂浜があるわけではないので、困ったものである。




 カヤック趣味を始めたばかりの自分が言うのもなんだけど、アルピナ2−430は、家族で乗ったり、のんびりと水上散歩をするにはいいかもしれない。しかし、もっと船速が速い船に乗るのも楽しそうだ。船体幅が細くって、長い船の方が、理屈のうえでは速いのだろうなきっと。しかし、エルズミア480くらいだと、幅が細くって、僕みたいな初心者には、1次安定性に不安が残りそうだ。そうなると、480スペリオかな。しかしまあ、すぐに買えるわけでもないので、あと何年かアルピナ2−430で、いろいろと練習しようと思う。僕は、海がない岐阜県という場所に住んでいるので、シーカヤックを買っても、あまりやる場所がない。
 しかし、琵琶湖は海みたいなものなので、シーカヤックを買ったら、琵琶湖での使用が主な用途になるだろう。


近所でカヤック
  梅雨のせいか、休日は天候が悪くって、なかなかカヤックで遊ぶことが出来ない。久しぶりに、休日に晴れたけど、仕事の都合で遠くへ出かけることも出来ないので、近所の川でカヤックをしてみた。
 夕方の4時頃に出廷し、2時間ほど漕いだ。


大きな地図で見る

 ここは、長良川の支流なんだけど、絵に描いたような中流域の川である。
 季節柄か、漕いでいると蚊がブンブンと寄ってきて、鬱陶しい。アメンボウがたくさん浮いていた。夕マズメの時間帯のせいか、小魚がたくさん跳ねていた。どんな魚だろう。先月、琵琶湖の知内川を漕いだ時は、小鮎だったが、ここはハヤだろうか。
 たまに、カメが頭を水面に出している姿を見かける。カヤックを漕ぎ進めていると、水鳥があわてて水面をバチャバチャと逃げていく。




  この川は、自分の生活圏の中にある。でも、今まで水上から、この川の景色を見たことはなかった。時間がなくって、遠くへ行く事が出来ない時は、この川に来よう。