〜カヤックで琵琶湖を旅するブログ〜
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水上写真家になる。





 カヤックツーリングは、ドラマチックな世界が目前で展開される。おそらく、ほとんどの人が記録に残しておきたいと思うであろう。僕は、写真趣味人間でもあるので、デジタル全盛の現代においてもなお、白黒フィルムで撮影し暗室で現像処理をしている。しかし、カヤックツーリングの写真はカラーの方がいいし、僕が使用しているフィルムカメラは高価なうえに防水機能はまるでないので、カヤックに乗るときは、水没しても我慢できる安価なコンデジ(防水機能なし)を今年の夏までは使用していた。

 しかし、写真趣味人間の僕としては、撮影後の写真に納得出来ずにいた。防水機能付のコンデジを買おうと思ったこともある。あるいは、防水機能こそないが、写りに定評がある、ハイエンドクラスのコンデジを買おうかとも思った。防水デジカメは、JPEGでしか撮影できない(僕が調べた機種では)。僕は、RAWで撮影出来るカメラが欲しかった。そうなると、コンデジならハイエンドクラスを買うしかない。

*RAWとJPEGの違いについて、知りたい人は、検索エンジン等で調べてください。それでも、よく分からない場合は、コメントくだされば説明します。

 しかし、ハイエンドクラスのデジカメは高い。あと少しの出費で安価なデジタル一眼レフ(以降、デジイチという名称を使います。)が買えてしまう。デジイチであれば、RAW撮影が出来るし、撮像素子もコンデジよりは大きいので、階調豊かな写真が撮れるはずである。でも、デジイチは嵩張るし防水機能はない。デジイチで防水機能が欲しければ、水中ハウジングがアクセサリーで用意されているが、かなり高価だし、そもそも、水中30メートルとか、潜ったりしないので、そんなオーバースペックのものは必要ない。

 カヤックで写真を撮るための機材選びは非常に悩ましい。全てを満たしてくれるカメラはないので、何かを諦めるしかない。僕は、防水機能とコンパクトさを諦めて、デジイチという選択をした。しかし、カヤックで使うということは、水没の危険性が常に付きまとう。そのため、高価なデジイチは使えない。水没したら、その時は諦める。でも、その代わりに、写真を撮るための機能や性能は、妥協しない。といったスタンスで望むことにした。

 具体的なカメラ選びだけど、価格ドットコムで調べたら、標準ズームレンズ付のキヤノンキスデジタルX3が、47000円で販売されているのを発見した。必需品のメモリーカードやレンズフード、液晶保護フィルムを購入しても5万円くらい。もはやこれしかないと思い、購入に至った。もっと上位の機種もあるけど、水没するかもしれない状況で高価なカメラは選択出来ないし、キスX3のスペックで充分だ。不幸にも水没したら、手痛い出費になるが、写真を楽しめないよりは、その方がいいと思ったのだ。

 カメラの持ち運びだけど、僕の場合、デジカメに対しては、かなり大雑把だ。僕が愛用しているフィルムカメラは金属製だったり木製だったりして、数十年も使用できるものなので愛着も湧くが、デジカメはPCの周辺機器的で短命なものだという認識しか僕にはないので、汚れても傷が付いても、写真さえ撮れればそれでいい。そんなわけで、ソフトタイプのクーラーバッグに放り込んで運搬している。そのクーラーバッグの中には、GPSロガーとか地図代わりのカーナビとか、おにぎりやお茶なんかも入っている。もちろん保冷材は入っていない。
 
 クーラーバッグをカメラバッグとして使用する理由は、ある程度の防水であること。断熱材が衝撃緩衝材となり機材を守ってくれること。500円前後で買え、安価なこと。である。でも、夏になったら、飲み物は冷たい方がいいので保冷材を入れるつもりだ。その場合、カメラは、食料を運搬するためのバックパックに入れるつもりでいる。その場合、カメラを保護するためのインナーバッグを使う等の措置は取らない。あくまでも、バッグに放り込むだけ。それで充分だ。荷物が増える要因は作らない方がいい。

 カヤックに乗り込み、クーラーバッグから取り出して、デジカメは首から提げて、GPSロガーとカーナビはメッシュのデッキバッグに入れている。常時、カメラを首から提げているのもどうかと思ったけど、シャッターチャンスは突然やってくるので、バッグから取り出していたのでは、間に合わない。最初のうちは、バッグからの出し入れを頻繁に行っていたけど、あまりにもそれが頻繁なので、面倒くさくなり、常時首から提げる状態になった。飛沫がカメラへかかりそうな時は、タオルをカメラに掛けている。
 でも、漕ぐことに神経を集中したい時や、カヤックへの乗り降りの時は、クーラーバッグにしまい込むことにしている。

 僕が、ブログに掲載している写真は、JPEG撮りっぱなしの写真は、ほとんどない。RAWデータの状態で、ホワイトバランス、明暗、コントラスト、シャープネス等を調整し、最後にJPEG変換している。これは、やってみると、簡単です。

 写真を撮りながらカヤックを漕いでいると、寄り道することが多くなり、進む速度が遅くなるのが大きなデメリットかも。。

自転車こぎながら、撮影対象を見つけて、止まって、撮っていたことがあります。
一生懸命こいでいると、いざカメラを構えても息が上がっていて、ぶれそうでした。
そういえば、そんな競技があったなぁ。
クロカンスキーと射撃を組み合わせたデュアスロンでしたっけ。
そんなことを思い出しました。
かむるち | 2010/12/01 14:30
バイアスロンでしたね。。。汗
かむるち | 2010/12/01 14:32
自転車は、短時間で、広い範囲を回れるので撮影の足として使うのはいいかもしれませんね。
しかし、カヤックにしてもそうですが、三脚を立ててじっくり撮影するには向いてませんね。小型カメラが、フットワークがよくて、適しているでしょうね。
Oe | 2010/12/01 23:25
いやあ本当に為になります。
一眼レフデジカメを見たとき、最初は何故デジタルなのにもっとコンパクトに出来ないのなんて思いました。もしかしたらレンズとのバランス、それとも普通のカメラの感じを出す為・・撮像素子の大きさの為というのを本で読んで納得しました。

 それはともかく、クーラーボックスというのは意外でした。割り切りですね。万一水没して壊れても仕方が無いと思える価格・・・ううむ悩みます。

 ペリカンケースはほんとかさばりそうですね。割り切ってバックにほうり込む・・・・ちょっと結城が要りそうです。

 とりあえず最初といこともあり、また買ったものの意外と「はまらない」ということもなきにしもあらずなので、せいぜい中級機の古い型辺りを考えていますが。

 いちいちバックから取り出さず、首から提げるりゆうにも納得しました。首から提げるのも慣れの問題かもしれませんね。

 なにはともあれかなり参考になりました。
 どちらにしろ購入の方向で考えています。
 またもしかするとご質問させていただくかもしれませんが、その際はよろしくお願いいたします。



てっさん | 2010/12/01 23:48
少しでも、お役に立てたのであれば嬉しく思います。僕の方こそ、てっさんのブログで、どれだけ知識を吸収させていただいたか分かりません。

そうですね。撮像素子の大きさっていうのは肝心なところですね。画素数がスペック的に注目されがちですが、同じ画素数でも、撮像素子が大きい方が、1画素辺りの面積が広くなりますので、何かと有利なんだと思います。

まっ。カメラは、カヤック以外でも使えますからね。はまるはまらないに関わらず、一台持っていると便利かもしれませんよ。
Oe | 2010/12/01 23:56
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