〜カヤックで琵琶湖を旅するブログ〜
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おぼろな太陽




 今年に入って初めてカヤックに乗る。ほぼ2ヶ月ぶりになる。この日は、天気予報では晴れだったのに、一日中雲っていた。雨は降っていない。風もほとんどない。冬にカヤックに乗るのは始めての経験だ。寒さ対策として、グローブをネオプレーン製のものに変更した。昨夜、ホームセンターの釣具コーナーで1000円くらいで買った。足元も、ネオプレーン製のオーバーソックスを、これも昨夜、ワークマンにて600円で購入した。それでも寒ければ、レインウェアを着ればいいと思ったが、寒さを感じることはなかった。






 おぼろげな光を照らす太陽の元、長浜ドーム近辺の湖岸から出艇し、天野川を目指す。天野川河口の岬には、ケンナの木がある。僕が勝手に名前を付けているだけだが、何でケンナなのかというと僕が好きな写真家のマイケル・ケンナが、撮影した木だからだ。彼は季節を変えて、何度も撮影していたようだ。





 グローブの保温性を確認するために、人差し指を水に浸してみる。ネオプレーンの断熱効果で、冷たさが直に伝わってくることはない。グローブは濡れているのであろうが、冷たくて手の体温が奪われるような感じはしなかった。40分ほど漕いで、ケンナの木の岬に到着する。この日は、どんよりとしているので、写真を撮るには、あまり適していない。






 岬から、どこに向かおうかと迷ったけど、天野川を遡ってみることにした。琵琶湖に注ぐ川に出会ったら、可能なところまで、漕ぐことにしている。「可能なところまで」というのは、石がゴロゴロしてきたり浅くなったりして、艇を傷める可能性が高くなったら、そこで引き返すという意味だ。

 この川が天野川だと気が付いたのは、帰宅して調べてからのこと。旧山東町役場周辺では、たくさん蛍が出る川だ。ずっと以前、見に行ったことがあるのを思い出した。

 堤防には、まだ雪が残っている。葉が落ちた樹木の枝の形状が水面に映り込む姿がとても美しい。





 
 しばらくすると、この川も大きな石がごろごろしてきたので、引き返すことにする。写真の中央部が天野川が琵琶湖に注ぎ込む河口になる。




 2時間ほど漕いで、出艇位地へ戻る。太陽は相変らずおぼろげなままだ。






 今日はせっかく写真を撮ろうと思い、フィールドカメラを用意してきたのに、フィルムを装填することはなかった。でも、せっかくなので、記念撮影をしておくことにする。

 この季節、気温が低いせいか船体布が硬く感じる。水滴を拭きあげて、カップラーメンの昼食を食べている間に、乾いてしまった。空気が乾燥している故か、こんな曇りの日でも乾くのは早い。

 この出艇場所の湖岸には、コーヒーのおいしい、ある国の名前がついた喫茶店がある。数年前に亡くなった僕の写真の師に教えてもらった店だ。その師は、筋肉が萎縮していく病気で亡くなったのだが、体がまったく動かなくなっても、車椅子を奥さんに押してもらい、写真を撮っておられたようだ。僕もそんな生き方が出来たらと思う。

 カヤックに乗った時の昼食は、自分で作ることが多い。店に入る事はない。ファルトボートは、準備と後片付けが結構大変なので、その大変さに比べたら、お湯を沸かしてカップラーメンを作ることなんて、大した手間ではない。

 この日の漕行距離は8.3キロ。久しぶりだったせいか、体のあちこちが痛い。ジム通いをしているけど、カヤックを漕ぐための体を作るには、結局のところ、カヤックを漕いで作るしかなさそうだ。

 

 

2枚目の木と木の間に軽トラが止まっているのが、グッときちゃいました。

雪つもっているんですネ!

ワタクシも見習ってタチハラ動かします。(プロビア無くなってガッカリです)
田中ちゃん | 2011/02/06 21:47
フィルムの種類がまた減りましたね。まあ、最終的に常用フィルムが残ればいいのですが。
Oe | 2011/02/06 22:31
やっぱりあの木でしたね。芽吹きの頃、新緑の頃、きっときれいでしょう。 遠くからでも目印になる木ですね。

日野川から牧にかけてもこんな雰囲気の所がありますよ。

ウッドデッキ | 2011/02/06 23:52
ウッドデッキさん。
日野川ってどこ?と思い、検索してみました。野洲と近江八幡の間にある川ですね。その辺りもいつか漕ぎます。
Oe | 2011/02/07 00:01
初出撃ですね!琵琶湖1月30日にこぐ予定が、その日は風速10mを越える予報、あきらめました。しっかりと中古カメラや巡り及び撮影とあいなりました。

それはともかくやっとこさ、こちらの世界に戻ってこれました(笑)。

 詳しくはブログに書きますが、フォールディングカメラもライカも手に入れ、カヤックコウノトリの河野さんからミノルタの一眼レフをいただき、コンデジを覗くと、デジイチのD90、後は4台のフィルムカメラの5台体制となりました。

 結局熱病から覚めるまでに、ファルトのシーカヤック一艇分位の投資となり、非常に金欠状態です・・・・が全く後悔はしていないどころか、正解だったというのが本音?です。

 その甲斐もあって相当長く続く趣味になりそうです。ファルトや読書のように一生続きそうな趣味にまでなるものそんなに時間がかからないような気がします。

 それはともかく、写真のカメラ「大判カメラ」というやつでしょうか?木製というのはなかなかいいものですね。やはり写りという点では相当凄いのでしょうね。丁度この間購入した「カメラマガジン」に大判の写真が載っていましたが、大きいにもかかわらず凄く鮮明でした。ただ重そうでしたが・・・・。

 マイケル・ケンナ氏の写真早速見に行きました。ついつい「ウォ」なんてうなりながら見ていました。うーむどうやったらあんな写真を取れるんだろう・・・。
 
てっさん | 2011/02/13 02:29
てっさん。こんにちは。

行動が早いですね。フォールディングカメラもライカも買われたのですか。どんな機種か気になります。
ミノルタの一眼って、「X− 」系ですか?それとも、「SR− 」系ですか?
先日、SRT101を愛用している韓国の高校生に見せてもらいましたが、なかなか存在感があるカメラでしたよ。 http://monoan.com/weblog/2011/01/post_618.html

 写真趣味は、おっしゃるとおり、長く出来そうな趣味だと思います。ある程度、年を取るとなかなか新しい世界に出会う機会は少ないのですが、僕の昨年から始めたカヤックにしても、とても貴重なものだと思います。

 これは4×5インチの大判カメラです。フィルムが葉書サイズですね。クラシックカメラではなく、今でも現役で生産されています。職人さんの手作りなので、カスタマイズも可能です。この辺はカヤックと似ているかも(笑)

 カヤックのフレームもカメラの筐体も木製はきれいですね。このカメラは重くはないですよ。ただ、このカメラを使うときはレンズ5本とハスキー3段という三脚を携行するので、そちらの方が重いですね。でも、カヤックを始めてから、カヤック一式に比較すると軽いものです。大判カメラの持ち運びが億劫だったのが、カヤックを始めてから、軽々と運べるようになりました。

 マイケルケンナ氏は、親日家のようで、日本の写真をよく撮ってますね。WEBだと分かりづらいのですが、彼の「JAPAN」という写真集を見ると、琵琶湖や若狭の風景が何点も乗っています。図書館や本屋で見るといいかと思います。

 では、てっさんのブログを楽しみにしてます。
Oe | 2011/02/13 17:18
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