〜カヤックで琵琶湖を旅するブログ〜
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白髭神社経由で近江舞子から近江高島



 電車でのカヤックに、すっかり味を占めて、今回も電車でカヤックをやることにした。しかも、久々にアリュート380TのY君と一緒に漕ぐ。12月の水郷以来だ。二人だと、何かと心強いのが嬉しい。

 前回のゴールが近江舞子だったので、今回は近江舞子から白髭神社を経由して近江高島まで漕ぐことにした。この日の天気は午前中は曇りで午後が晴れ。10時頃、近江舞子駅近くの浜から出艇する。途中、グローブを外し、湖水に手を浸けてみる。この時期の水温はまだまだ低く、長い時間は手を浸けてはいられない。

 漕ぎ進んでいると、湖上には、いくつもの空気の層が存在することが分かる。冷たい空気が鼻腔を通過し肺を満たすと、冬の最後の名残を感じる。さらに漕ぎ進むと、夏の湖岸の匂いを感じるところもある。両方を感じ取ることが出来るのは、初夏ならではであろう。

 「夏の湖岸の匂い」は、水草の匂い、魚等の湖の生物が腐った臭い、命の活動が活発になる夏だからこそ発する匂い。夏が近付くに連れて、より一層濃くなっていくのだろう。それは湖岸に立つ人の共通認識なのであろうか。それとも、僕個人だけの感覚なのだろうか。 

 しばらく漕いで、少し早いが昼食にする。この日も、おにぎりと唐揚げ。今日は落とさないように慎重に食べる。昼食を食べた浜は、松が繁るバンガロー小屋があるところで、シーズンオフのせいか人はいない。Y君は松ぼっくりを湖面に浮かべて遊んでいる。
 
 この日も、葛篭尾崎のトラウマがまだ癒えていないので、岸部をずっと漕いでいく。しかし、葛篭尾崎で得たのではトラウマではなく、教訓だと思うようにしたい。

あーそれなのに。。。

 スタート地点から5キロほど漕いだところで、大型のエリが出現。Y君は沖へ出てエリを迂回しようとしている。エリと岸部には、充分カヤックで通過出来る空間があるのにっ!

 仕方がないので、僕も沖へ出てエリを通過することにする。幸いこの日は風もなく波も穏やか。Y君に、沖へ出て怖くないのかと尋ねたところ、このほうが最短距離で漕げるからとの返答。そのまま、白髭神社へ向かうことにする。





 

 振り返って、西側の山を見てみる。艇を出した時間は曇っていたけど、徐々に晴れてきて陽射しも強くなってきた。これぞ初夏の陽気だ。湖と山と空のコントラストがとても美しい。

 ほどなく、白髭神社の湖中の鳥居へ到着する。ここは、カヤックで漕いでみたかった場所だ。それを今日、達成することが出来た。他にも漕いでみたい場所はある。「いつか漕いでみたい場所」よりも、「漕いだことがある場所」の方が多くなる日が来るのだろう。でも、そうなったとき、この時期にあの場所を漕いでみたい。という次の欲望が沸々と湧き上がってくるはずである。それを達成したら、また別の欲望が湧き上がって来るのだろうな。まったく、人間というのは、欲深いものだ。
(それは、おまえだっ)






 さてさて。。。

 鳥居を堪能した後、せっかくだから上陸して白髭神社も、参拝してみることにする。しかし、上陸出来る場所がない。小さな砂浜を発見し、そこにカヤックを上げたのはいいが、3メートルほどの石垣を登らないと、神社には行くことは出来ない。その石垣は、城の石垣のように「く」の字型になっているため、危険が伴いそうだ。登るのはいいが、降りられるのだろうか。。等と考えていたら、Y君が既に石垣の上まで登っていた。石垣の上に上がったY君が、

「Oeさん、怖くって下に降りられません。」

 そんなわけで、カヤックを係留するために使うロープを石垣の上にあるガードレールに引っ掛けて、降りるときはそれを使うことにした。無事に、白髭神社への参拝も終わり、石垣をロープ伝いに降りて、カヤックに乗り込み、ゴールの浜を目指した。

 白髭神社を過ぎてしばらく漕いだら、コンクリートで護岸された場所がしばらく続く。あまり好きではない風景だ。浜辺がずっと続いているような場所が、僕はやっぱり好きだな。





 今回は、明確なゴールの浜辺を設定していない。近江高島駅近くの浜辺という目標しかない。ナビを見ながら、適当な場所に上陸することにする。2時近くになっているので、そろそろ上がった方がいいだろう。


 この浜辺には小さなクリークが、琵琶湖に注いでいる。その河口を、じっと見ている人がいる。河口に魚が集まったところに網を打つのだろうか?
 その傍らで、子供連れの家族が、午後の穏やかな時を過ごしている。琵琶湖の波も穏やか。この浜辺が、人であふれる季節がすぐそこまで来ている。




 カヤックを乾かし、折りたたみ、ザックへの詰め込み作業を行う。ザックをカートに乗せた後、近江高島の駅へ向かう。この浜からだと1キロくらい。途中、旧街道筋で地酒を買って、ビンが割れないように丁寧にタオルでくるみ、バックパックへしまい込んだ。

 近江高島の駅もエレベーターはない。今日は二人なので、荷物を二人がかりで階段を登り、2往復して引き上げた。この方が随分、楽なのだ。

 この日の漕行距離は10キロくらいだった。

 

楽しく拝見しております。
青い海、青い空、
お天気良くって 良かったですネ!
田中ちゃん | 2011/05/10 21:06
ついこの間まで寒かったのに、もう日焼けする季節になってしまいました。
空は青く雲は白いのがいいですね。
Oe | 2011/05/10 22:01
既に2回目ですか!電車行。

電車行、なかなか流行りません。一度やって2度目は勘弁という方が多いです。凄くシンプルで満足感も高いのですが・・。

 しかし綺麗な青空です。やっとこの前リハビリに、日生漕いで来ましたが、雲が多く、晴れ間がみえても黄砂の影響でもう一つの空でしたが、カヤック自体は最高でしたね。

 
てっさん | 2011/05/11 00:17
駅が近くなら、迷わず電車を利用したいです。同じ場所をまた漕いで帰ってこなくてもいいですからね。
写真の空の青色は、RAW現像する時に、調整しています。実際にはこんなに空は青くないです。
眼で見たとおり写すことが出来る写真なんてないので、その時の感覚に近いもので画像は作り出せばいいと思っています。
Oe | 2011/05/11 18:14
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