〜カヤックで琵琶湖を旅するブログ〜
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中国人の友人とタンデム
 
 今年の4月に来日し、日本画の大学院を目指している24歳の友人とマキノでタンデムツーリングした。とは言いつつも、ツーリングと呼べるようなものではなく、知内川、高木浜、海津の石積みをゆっくり3時間かけて、観光するようなものだ。

 今回は、コンデジしか持って行かなかったので、画質には期待できません。

 彼は、カヤックは今回が初めてです。日本語は完璧には伝わりません。まあ、言葉の壁はあっても、なんとかなるでしょう。



 基本的なパドルの使い方を教えてカヤックに乗り込む。言葉が通じるとか通じないとか、国籍がどうとか、そんなことは無関係に、やはり最初はうまくはいかない。パドルを水に漬けてチャプチャプやっているような感じである。そんなわけで、操艇はほとんど僕がやらなきゃならないと覚悟する。漕ぎ始めは、波がそこそこ出ているので、少し漕ぎにくい。

 海津漁港から、南へ向かう。どうも、かなり喜んでいるようだ。それだけでも、連れてきて良かった。今日は少し水位が高いのか、知内川河口も、カヤックの底を擦らずに進むことが出来る。河口には、サギ、ユリカモメの大群がいる。知内川の小魚を捕食しているのであろう。

 知内川をいつものように遡ってみる。この川は、いつ来てもその度に、魚たちの様相が変化し飽きることがない。川底には、一生を終えたと思われる魚の死体がびっしりと並んでいる。



 水面近くには、弱りきった小魚が、力なく漂っている。友人は、その姿に見入っている。古今東西、この光景には、誰もが目が釘漬けになるのであろう。1000年前に、この川に船を浮かべた人も、1000年後にこの川に船を浮かべる人も、きっと、この生命のドラを食い入るように眺めると思う。

 その後、7月にキールアンセンブリーを紛失した知内川右岸にある浜辺で昼食を摂る。この浜は、これからキール紛失の浜と呼ぶことにしよう(笑)

 ゆっくりと休憩を取った後で、カヤックに乗り込む。波はかなり少なくなっていて、漕ぎやすい。なぜか、友人のパドル捌きが先ほどよりも上達している。



 湖上から見る海津の石積みの光景は、いつ見ても美しい。そう思いつつ、周囲を眺めていると友人が、

「ここで絵を描いてみたいです。」

と呟いた。

いつか、琵琶湖を描いた彼の絵を見ることが出来たらいいと思いつつ、カヤックを乾かし、家路に着いた。

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