〜カヤックで琵琶湖を旅するブログ〜
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アルピナ1−450ハイブリッドの進水式

 

 前日までは、この冬一番の寒波で雪が降り積もっていた。天気予報で確認すると、この日はそれが和らぐようだったので、もう2月だが今年の漕ぎ初めと、半月ほど前に購入したフジタカヌーのアルピナ1−450ハイブリッドの進水式を行うことにした。

 岐阜から雪景色の関ヶ原を抜けて近江八幡駅へ向かい、行動を共にしていただくてっさんを迎えに行き、宮ケ浜へ向かう。


 浜辺には、まだ雪が残っていた。空気は少し冷たいけど、湖面の状態は穏やかだ。進水式にはうってつけの日だろう。

 てっさんのカヤックはシーショア、早速組立作業に取り掛かる。僕が、まごまごと準備している間に、てっさんはテキパキと準備を進めていく。






 1時間ほどして、出艇準備が整ったので、てっさんに用意してもらった「八海山」をアルピナ1−450ハイブリッド(以下名称を450とする)のバウにかける。








  その後、いつもの調子で450に乗り込むが、ボリュームが低い分、一次安定性が低いため、430よりも乗り降りに気を使わないといけない事を実感する。いきなりツーリングに出かけるのは不安なので、宮ケ浜の浜辺近くで、慣らし漕ぎをしてみる。シーカヤックは、リーンをかけて曲がるのだと教えてもらい、体重移動して旋廻してみる。カヤックを傾け過ぎてしまい、あやうく沈しそうになる。スプレースカートを、しっかりと装着していなかったために、水がコクピットに浸入し、尻が冷たい。でも、それは微量だったので、すぐに慣れる。

 この日のウェアは、パンツはユニクロの暖パン。上はラッシュガードを2枚着た上に薄手のフリースを2枚着て、足元は長靴といった出で立ちなので、出来るだけ濡れたくはない。これで寒ければカッパを着ようと思ったけど、これで十分だった。

 暖かい季節になったら、リーンの限界を、もう一度試してみようと思っている。



 450にある程度馴れたところで、バウを北東に向け、伊崎寺の竿飛びの竿を見に行くことにする。デッキに酒瓶が積んであるけど、もちろん、飲みながら漕いでいるわけではない(笑)

 空気がガスっていて、視界はクリアではないが、冬の曇りの琵琶湖はこんな感じかな。この空気感は、独特だと思う。冬の硬質で弱い日差しが水蒸気で拡散して、細かな光が大気中に溶け込んでいる。


 

 波が全然立っていない穏やかな湖面を、カヤックや写真の話をしつつ、湖面を滑るように漕ぎ進む。

 この近辺を漕いでいるとき、漁船が近くを通過する。漁船が湖水を押しのけたうねりが、こちらへ向かって近づいて来たので、カヤックをうねりに対して垂直に向ける。カヤックのバウがうねりの谷間に落ちるときに、デッキに波が、ざぶんとかかる。小心者の僕には、この程度でも、どきどきする。


 伊崎寺のある岬は、伊崎という地名なのだろうか?岬の突端から少しだけ離れた場所に、1本の木と葦が茂っている小島がある。岬と小島の間の水深が浅いところを座礁しないように慎重に漕ぎ進む。てっさんが、この場所は流れがあるなとつぶやく。僕には、それを感じ取れない。経験の差が大きいのだろうな。



 伊崎寺の竿に近づいた。下から見上げると、たいした高さではないけど、上からだとかなり高いと感じるのだろうな。そもそも、この幅の竿の先まで行くのが至難の業だな。先に行くまでに、僕なら落ちてしまうだろう。

 進水式をすること、伊崎時の竿を見ること、この2つのメニューはてっさんと相談して事前に決めていたけど、ここからは何の計画もない。

 時間もあるし波も穏やかなので、相談してこのまま沖島へ向かうことにする。

 


 沖島の岸沿いを西に向かって漕いでいると、弁天神社の水際の赤い鳥居付近に、観光客らしき一人の女性がいた。

 「てっさ〜ん。若い、お姉ちゃんがいますよー。」

と、言ったら、その女性はこちらを向いてペコリを頭を下げたので、我々も会釈をする。

もしかして、聞かれたかな(^_^;)

 その後、我々は西へ向かい、彼女は岸沿いの道を西へ向かって歩く。昼食の時間なので、小さな浜辺で上陸すると、ちょうど彼女も、その浜辺に到達したので、少し話しをする。今時珍しい大和撫子タイプだ。彼女が去った後で、こういう場所に一人旅が出来る人っていいよなあ、と、てっさんとが呟いたのに同調する。

 その直後、フルサイズのデジタル一眼レフを持った、年配のアマチュアカメラマンらしき人が現れて、

「これから出るの?」

と、聞かれたけど、まだ到着したばかりなので、それはない。

 どうも、カヤックで漕ぎ出すところを撮りたかったようだ。カヤックを陸に上げる作業をしていたら、その姿を何カットか撮られてしまった。僕みたいなおっさんを撮っても絵にならんのになあ。。


 簡単な昼食を済ませて、島の集落を散策する。すれ違う人のほぼ全員と挨拶をしながら、歩く。車がない島なので、子供たちが路上でボール遊びをしている。

 漁港に停泊している船の上を猫が歩いていたり、ユリカモメが舞っていたり、心癒される光景だ。


 島の西側まで散策して、来た道を戻り、2時頃にカヤックに乗り込み宮ケ浜へ向かった。少しだけ風が出てきたので、小さな波が立ってきた。やはり2時頃には、大なり小なり琵琶湖の天候には変化が起こるのだろう。



 この日に見た伊崎寺の竿もそうだけど、琵琶湖には見所がたくさんある。でも、最も興味を挽かれて止まないのは、湖面の表情だったりする。形や色、模様、硬さ、柔らかさ、凹凸、その時々で多彩な変化を見せてくれる。 


 宮ケ浜へ到着してから、てっさんにシーショアを試乗させてもらった。この艇、安定感があって乗っていて安心できる。スピードも速い。さすがに、フジタカヌーのフラッグシップなだけはあるな。しっかりとした剛性感を感じるし。

 このシーショアは、いろんな海をてっさんと漕いできたに違いない。船体の傷みがそれを物語っている。僕のアルピナ430や450も、いつか、そのようになれるのだろうか。

 この日の漕行距離は8.3キロだった。





Oeさんでしたか。
先週の日曜日誰か漕いでないかな?と宮ヶ浜に行ったら出艇直後のOeさんたちを見ました。
まずは、進水式おめでとうございます。
450には慣れられましたか?
私もそろそろ初コギしたいと思ってます。
琵琶湖であったら一緒に遊んでやってください。
ASAパパ | 2012/02/11 23:07
え!?そうだったのですか?時間は11時くらいでしたかね。450は、慣れるまでにあと何回か必要かもしれません。
またいつかどこかで見かけたらお願いします。
Oe | 2012/02/12 12:17
 先日はありがとうございました。
 アルピナ450ハイブリッド、久々に乗りましたが、いままでフジタカヌーに無い乗り味、いいカヤックです。

 しかしそれにしても、なかなか良いフィールド及び沖島自体もなかなか魅力的でした。今度はカメラ持って行きます。テレコンゴー400mm購入後にでも。

 しかしあのお姉さん・・・魅力的でしたね。
 石段を微笑みを浮かべて降りてくるのを見たとき、弁天様の化身かと思いましたよ(笑)。凄くドラマチックでした・・・。



てっさん | 2012/02/14 02:41
こちらこそ、ありがとうございました。
ブログの名刺を作って、渡しておけば良かったのに(笑)
僕のじゃなくて、もちろんてっさんのブログです。
おだやかな湖面で良かったです。
Oe | 2012/02/14 19:28
新艇、進水おめでとうございます! 穏やかな良い旅立ちの日でしたね。 対岸から言った言葉、聞こえましたか。 私は誰かの進水式の時はいつもこう言ってお酒を注ぐんです。それをOeさんにも。

「Oeさんとこの舟の旅が 安全で楽しいものでありますように。 Oeさんとこの舟に祝福あれ」 (舟に名前が付いていたら舟の名前を入れて下さいね)

今度漕ぐ雄姿にお会いしたいです! 
ウッドデッキ | 2012/02/15 08:36
ウッドデッキさん。琵琶湖の西側からの、お言葉、ありがとうございます。
舟に名前は付けていませんが、今年はこれで、昨年までに行けなかった場所に行こうかと思っています。
慣れるまでに、もう少しかかるでしょうけど、楽しんで漕ぐことにします。
Oe | 2012/02/15 20:58
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