〜カヤックで琵琶湖を旅するブログ〜
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沖の白石

  「沖の白石」。カヤックに乗り始めた頃から、いつかここに来たいと思っていた。僕にとってそこは外国よりも遠い、世界の果てのような気がしていた。

 この日の同行メンバーはてっさんとS君(たまにてっさんのブログに登場)。同行メンバーというよりは、むしろ、このお二人に、白石まで連れて行ってもらったと言った方がいいかもしれない。

 岐阜から出艇場所の安曇川河口は、琵琶湖のちょうど反対側になる。交通量の少ない琵琶湖の北側を回り、集合場所の安曇川河口にある「琵琶湖こどもの国キャンプ場」へ向かう。9時ごろに到着し、カヤックを組み立てていると、ほどなくお二人が到着。S君と初対面の挨拶を済ませ、準備を進める。それにしても、駐車場から浜辺まで少し遠い。往復で5分以上はかかる。

 天気予報では、風速6メートルと出ていたので、もしかしたら今日は白石は諦めて沿岸ツーリングかもしれないと半分くらいは覚悟していたが、穏やかな極みの湖面だ。

 出艇位置からも白石は目視することが出来る。下の写真の棒の1.5センチくらい上にある点が白石だ。その右にうっすらと見えるのは沖島かな。



 準備が整い、10時40分に湖上に出る。この日は、てっさんは青いシーショア、S君は赤い480スペリオ、僕は黄色いアルピナ450という信号機さながらの色だ。チーム名は「シグナル」だな(笑)

 この日は、バラストに水タンクを15キロほど積んだ。アルピナ450に乗るのも4回目だということもあり、最初ほど不安定で怖いとは感じなくなってきた。慣れっていうのは大事だな。



 周囲が薄い霧で覆われている。それが湖面に映りこむので、上下感覚が薄れてくる。まるで雲の中を漕いでいるような感覚にさえとらわれた。いくら湖面が穏やかだと言っても、それは、その時がそうなのであって、5分後、10分後にはどうなっているか分からない。遥か遠方の白石へ向かい、パドルを動かし続ける。

 ふと左前方を見ると、多景島が見える。こんなに湖面が穏やかだったら、多景島も行けるのでは?と思い、てっさんに告げると、当初の計画よりも沖合いで遠方に行くのは、危険なのでやめなさい。とのこと。なるほど、その通りだ。時間が余ってカヤックに乗っていたければ、岸沿いで乗るべきだ。それに、目的を達成したら、欲張らずに条件が悪化しないうちに撤収するべきなのだ。これって、孫子の兵法にもあったような気がするな。。。


 1時間くらいで、念願の「沖の白石」へ到着する。誰が何と言おうと、ここは琵琶湖の聖域のような気がする。



 周囲をぐるっと漕いで回ってみる。見る方角によって、形状が変わるのがおもしろい。


 

 カロリー補給をしながら、15分ほど、白石の周辺をグルグルと回っていると、観光船が2隻通り過ぎていく。多分、船内では

「これが沖の白石でございます。」

等と、アナウンスが流れているのだろう。そうかあ。観光船でもここを見に来ることは出来るのだな。でも、自分で漕いで来るからいいんだよ。ここに到達するまでの1時間で、白石と対峙するための心の準備をすることが出来るのだし。



 観光船が去っていくと、大きなウネリが押し寄せてくる、そこにダイブするように垂直にカヤックを向ける。もし、横方向からこのウネリが来たらどうなるんだろう。やばいことになるのかもね。


 白石を堪能し、11時50分に帰路に着く。出艇位置から白石が見えたので、白石を目標にして漕げば良かったのだけど、白石から出艇位置は見えない。どの方角を向いて漕げばいいの??

 しかし、そこは、ちゃんと帰る方角を把握している、お2人に付いて行くことにする。

 今までは、岸沿いしか漕いだことがなかった。沖へ出るということが、どういうことか少し分かったような気がする。




 帰路はゆっくりと漕ぐ。時にパドルを動かす手を止めて、湖面に浮かびながら会話を楽しんだりしながら。






 カヤックが湖面に映りこむ姿がとてもきれいだと思う。奥には沖島が見える。


 風速6メートルという天気予報は外れたようだ。そのまま強い風が吹くこともなく出艇地に戻った。少し、休憩してからS君に480スペリオを試乗させてもらう。安曇川河口付近を乗ってみたけど、このカヤックいいなあ。安定感があるので、沈しそうな気がしない。パドル操作だけで、旋回が楽に出来る。次にカヤックを買うことがあったら、こんなのがいいかも。



 安曇川河口は、心癒される場所だ。ウグイスの声がこだましている。岸はマングローブみたいになっているし、流木もたくさん流れ着いている。そして、少量のゴミも。。。。

 この日の琵琶湖の水位はプラス16.3センチ、漕いだ距離は、白石までの往復と安曇川周辺で、距離14.4キロ。

 「沖の白石」を経験する前と後とでは、気持ちに変化が起きるような気がする。

 先日はお疲れ様でした。
 ほんとあっけなく行けましたね。
 慎重に計画を立て、場合によってはあっさり撤退を心がけていれば、結構安全なのがシーカヤックのいいところですね。

 それではまたよろしくお願いします。

 
てっさん | 2012/05/22 16:33
何かと得るものが多い一日でした。ありがとうございました。
穏やかな琵琶湖で助かりました。またよろしくお願いします。
Oe | 2012/05/22 19:04
こんばんは。
お邪魔します。
先日はお疲れ様でした。久しぶりにしっかり漕いだようで、翌日はぐったりでした。
450乗らせていただきありがとうございました。テンションあがりました!楽しいですね。
これから良い季節ですし、またご一緒させてください。
m(_ _)m
sumi | 2012/05/23 19:44
sumiさん。先日はありがとうございました。一緒に白石まで行ってくださって心強かったです。
480スペリオ、このカヤックいいですね。450がボロボロになったら、検討したいと思うほどでした。
また、どこかへ行きましょう。
Oe | 2012/05/23 22:29
初白石、おめでとうございます! 白石は本当に神秘的は所ですね。晴れた日には軽快に、雨の日にはおどろおどろしく、どんな天気の時も白石は見ごたえ、漕ぎごたえがあります。

穏やかな日で何よりでした。 びわ湖の神様のおかげでしょう。 それとも Oe さんの精進のおかげでしょうか。 

安曇川北流河口の緑地から出ると駐車場からすぐですよ。「こどもの国」の少し北です。

ウッドデッキ | 2012/05/24 20:18
ここまで来るのに、時間的距離で2年かかりました。
白石を間近で見たときは、感動でしたよ。

安曇川北流河口の緑地、覚えてきます。
Oe | 2012/05/24 22:14
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