〜カヤックで琵琶湖を旅するブログ〜
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彦根で塩抜きカヤック



 
 先週、日生で海を漕いだので、今週はカヤックの塩抜きを兼ねて琵琶湖へ出かけた。

  今回漕ぐ場所は、9月のツーリングの続きとなる彦根の松原水泳場から出ることにした。自宅を出るのが遅くなってしまい、到着したのが11時15分。カヤックを組み立てていたら12時になったので、近くの和食レストランで昼食にして12時30分に出艇した。その間、カヤックは浜辺に放置しておいたが、大丈夫だった。




 先月までは、水遊びをする人たちであふれかえっていたこの浜辺も、たまに散歩で通り過ぎる人がいるくらいだ。カヤックに乗り込む時に、ひざ下まで足を水に浸けてみたけど、それほど冷たいわけではない。どこからかキンモクセイの香りが漂ってくる。この一ヶ月の間に、台風が通過した。そのせいか、浜辺には流木やゴミが散乱している。流木は、誰かが集めたのだろうか。ところどころにまとめて置かれている。この流木がいつまでもこの状態であるとは思えないので、いつか誰かが処分するのだろう。

 水際に、夏の間に生えた水草の残骸がたくさん固まって、堤防のようになっている。これは、毎年のことだ。でも、ビニール等のゴミもすごい。先月、ここに来たときは水草も流木もゴミもなかったような気がする。波と風が、これらを運んで来たのだろう。




 舳先を、南に向ける。この時間帯は太陽光が水面に垂直に当たるせいか、強く反射する。
 
 今回は、バラストを軽めにした。それなのに、最初の頃ほど不安を感じない。毎回このカヤックに乗るたびに、体に合ってくるのだろう。

 しばらく進むと、彦根港だ。東南アジアあたりに行くと、「港」と言っても砂浜があるだけという場合もあるが、日本ではそんなことはなくコンクリートで護岸されている。このコンクリートで護岸された境界線は、好きにはなれない。湖と陸地を遮絶し、それを境にして両者をまるで別世界であるかのように形作る存在なのだ。それと対照的なのが浜辺で、湖と陸地は穏やかな繋がりを保っている。

 そんなわけで、コンクリート護岸の場所は、さっさと通過する。




 
 彦根港を通過して、近くの浜辺に上がり休憩する。そう言えば、事前に調べては来なかったけど、彦根港って、彦根城の堀に繋がっていたような気がする。確か、以前に写真を撮るのが目的で、カメラを持って、この辺りの水路際を散策した記憶がある。そんなわけで、カヤックを浜辺に上げて、陸路を歩いて偵察する。やっぱり、港の奥から、彦根城に向かう水路がある。
 カヤックで港内には、通常は入ることがない。むしろ積極的に避けているが、今回は彦根城を見に行くために、船の往来に気を使い慎重に漕ぎ進む。



 
 釣りをしている人やジョギンをしている人、それぞれがそれぞれの方法で水際を楽しんでいる。それを眺めるのは気分がいいものだ。

 水路沿いの船だまりや古い民家を見ながら進んでいく。

 でも、残念なことに、この先にオイルフェンスが設置してあり、それ以上進むことは出来なかった。

 仕方がないので、琵琶湖へ戻ることにする。





 港内に、滋賀県警の警備艇が停泊している。これのお世話にならないように安全には気をつけよう。
 周囲を見渡し、耳を澄ませ、港の入り口に船がいないことを確認し港から出るが、観光船が遠くから近付いて来るのが見える。竹生島へ向かう船だろうか。いずれにしても、この場所に長居は無用なので、さっさと逃げる。昔から逃げるのは得意なのだ。面倒なことや辛いこと、女性を怒らせてしまった場合等、逃げるのはいろんな場合に有効な策だ。戦うことよりも、逃げることの方が策としては、重要なのではないかと思えるほどだ。これからの人生も、いろんな事から僕は、積極的に逃げていこうと思っている。カヤックは人生勉強にもなるのがいいな。




 まあ、そんな事を思いつつ漕いでいると、逃げられない壁が立ち塞がっている。行きにコンクリート護岸があったなら、帰りも同じルートである以上は、必ずコンクリート護岸の場所を漕がなくてはならない。

 これだけは逃げることが出来ないので、さっさと通り過ぎるのだ。面倒なこと、辛いこと、怒っている女性の横は、さっさと通過した方が良いのだ。

 防波堤の向こうに秋の雲がぽっかりと浮かんでいる。









 彦根港の北側に建っている、かんぽの宿の建物を過ぎて、松原水泳場まで戻ってきた。やっぱり浜辺はいいなあ。こんな穏やかな琵琶湖の浜辺みたいな、のほほんとした人生が続けばいいんだけど、現実の人生は、コンクリート護岸だからな。




 浜辺に大量の流木があるということは、それはそのまま、水上にも存在していることを意味する。

 これくらいの大きさの流木が、無数に浮かんでいて、たまにカヤックの船体布の横側を擦るようにして通過していく。

 流木というのは、とても芸術的な形状をしていると思う。気になったものがあると、記念に持ち帰ったりする。アジアの浜辺で記念に拾った流木を持ち帰ったはずなのに、琵琶湖のものと混ざってしまい。中国産、タイ産、ベトナム産、琵琶湖産、もはやどれがどれなのか分からなくなってしまった。

 前方に、多景島が見える。もちろん、竹島ではない。

 パドルを動かす手を止めて、じっと浮かんでみる。穏やかな波に揺られる感覚は、どうしてこんなに心地がいいのだろう。



 ゆっくりとカヤックを進めて出艇地へ戻った。遠浅の湖底には、風紋が出来ている。「水紋」と言うべきか。水泳場の客が多いシーズンなら、足跡で消えてしまうのだろうな。

 カヤックを乾かしていると年配の男性2人からカヤックの事についていろいろと質問された。興味津々といった感じだった。















 漕いだ距離は4キロ、GPSロガーが港内での動きをうまく拾わなかった。

 塩抜きツーリングは、これで完了。海を漕ぐと、もっと塩まみれになると思っていたけど、実際にはそうでもないな。死海や、ウユニ塩湖を漕ぐと、塩まみれになるんだろうな。
 帰宅して、 マリーン用防錆・防湿・潤滑剤のKURE 6-66 を、フレームに塗っておいた。丸洗いしたわけではないけど、これでいいだろう。

 
カヤック、気持ち良さそうですね。
同じスポーツでも自転車で走るのとは全く違う世界ですね。
uekawa | 2012/10/22 23:03
「抜けるような青空」とはこういう空を言うのでしょうか。 黄色のカヤックが一段と映えますね。

松原の岸、これからこの岸には彦根の晩秋の風物詩「赤カブ干し」が見られます。びわ湖の夕日を受けた赤カブの棚。 これが終わるとびわ湖にも冬がきます。

お城、残念でした。内緒の話ですが…

この水路の横に小さな橋があって、そこをくぐって行くとお堀の石垣の北端に出ます。 そこから石垣沿いに少し行くと、その時の水位によりますが、天守閣が見える所まで行かれます。 

お堀の石垣の上には桜がたくさんあります。 満開の時、見に行ってください。

それにしても、どんなことして 女の人を怒らせたのか。 いえ、別に、Oeさんが怒らせたとは言ってないですけど…

ウッドデッキ | 2012/10/22 23:07
UEKAWAさんも、自転車ツーリングブログを作ればいいのに(笑)
自転車ツーリングしてる人も多いですね。
Oe | 2012/10/22 23:26
 そう言えば、赤カブが干してあるのをいつだったか見たことがあります。漬物にするのでしょうか。
 
 橋をくぐる水路ですか。狭い水路を抜けたところに、石垣と桜って良さそうですね。いつか行ってみます。
 女の人を怒らせた件については、聞かないでください(T_T)
Oe | 2012/10/22 23:38
 まあその女は怖いですね・・・。

 彦根城、確かにつながっているとは聞いてましたが、やはりオイルフェンスありましたか。

 流木は海でも浜ごとにありますが、電車行が殆どなので、もって帰れません。いやもって帰れるかもしれないですが、荷物になるので。今度車で行くことあれば、もって帰ってこようかと。
てっさん | 2012/10/22 23:45
オイルフェンスは、突破できませんでした。電車で流木を持ち帰るのですか?チャレンジャーですね(笑)
小さいやつにしないといけませんね。
Oe | 2012/10/22 23:48
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