〜カヤックで琵琶湖を旅するブログ〜
2011年の水郷
 近江八幡の水郷ツーリングへ出かけてきた。今日は一人ではなく、てっさんと漕いで来た。 9時過ぎに近江八幡駅へ迎えに行き、グランド横の葦の隙間から出艇した。

 GPSロガーをセットするのを忘れてしまったので、漕行軌跡の地図はない。この日は薄曇で、カヤックを組み立てていると汗をかいたけど、少し肌寒い一日だった。

 いつもどおり、水路沿いに水郷へ向かう。季節柄か、観光用の手漕ぎ舟が多い。乗船客から手を振られることが数度あった。水郷の中の橋をいくつか潜り、西の湖へ入る。




 西の湖って、思ったよりも広い。この日の半分くらいは西の湖にいたんじゃないのかな。話をしながら漕いでいると一人で黙々と漕ぐのと違い、それなりの距離でもどんどん進むことが出来る。

 西の湖の東側辺りで、数分間、風が吹いたが時雨れることもなく収まったので助かった。





 やっぱり、曇りだと写真に、いい色は出ないな。こんな水辺の家に住んでいる人を羨ましく思う。
しばらく漕いだ後、岸に上がって昼飯にする。立ったまま、てっさんにもらった「なんとも言えない行動食」でカロリー補給する。一枚食べたら、お腹がいっぱいになった。カヤックに乗っている間は座ったままなので、降りた時は、どうしても立ったままになる。そうしないと、体がきつい。

 しばらく休憩した後、長命寺川を下り、水郷へ入って行く。途中で、てっさんにパドルを交換してもらい、細長いグリーンランドパドルで漕いでみる。普段使用しているパドルとは違う感覚だ。パドルによって漕ぎ味が違うのがおもしろい。
 




 ここから水郷らしい風景が続く。逆光ぎみだったのでハレ切れするために、手で遮光したら、左隅がケラレてしまった。
 
 両側を葦で囲まれた水路。ここは、陸上からはアクセスすることが出来ない小舟専用の水路。





 水神の祠を過ぎて、しばらく行った水路に、実が生っている植物があった。これが噂の「野ブドウ」(!?)
 ブドウというくらいだから、きっと食べることが出来るに違いない。でも、間違っていて別の植物だったら困るのでてっさんには食べることを勧めない。しかし、少し食べておいしかったら、独り占めするつもりなので、もちろん、てっさんには勧めない(笑)

 そんなわけで、一個食べてみる。

 うげげ。まずっ!
 独り占めしようとした、天神さんの天罰か。

 帰宅してから、どうも野ブドウではないらしことが判明。しかも、野ブドウであったとしても、野ブドウ自体、食用には適していないことも判明。



 何事もなかったかのように、カヤックを漕ぎ進めて、グランド横の出艇地まで戻り、この日は終了。





初冬の水郷




 12月5日の日曜日、近江八幡の水郷に再チャレンジした。前回は11月3日に来たけど、ベストな出艇位置が把握出来なかったことや、時折、時雨れてくるような天候だったので、水郷の一部しか漕ぐことが出来なかった。

 そういうわけで、再びここに来た。今回も一人ではなく、Y君と一緒である。この日は雲ひとつない快晴で、12月に入ったというのにとても温かい日だった。Y君は、この日でカヤックは4回目である。カヤックの組み立てにも慣れてきたようで、僕と同じくらいの時間で組みあげることが出来て、10時には出艇することが出来た。

 今回の出艇位置は、近江兄弟社グランド脇の水路にした。水郷めぐりには、良い季節だと思うのに、今日も誰もカヤックはやっていない。
 水郷だけあって、川底はぬかるんでいる。足場に、気をつけて慎重にカヤックに乗り込む。

 この辺りの水辺には、何かを捕まえるための檻みたいな仕掛けが、無数に設置してある。これって、何を捕獲するためのものだろうか?魚?ヌートリア?
 とても気になる。



 出艇後は、反時計回りに、水郷を漕ぐことにした。水郷めぐりの和船が、反時計回りなので、その方がいいだろう。まずは、グランド沿いの水路を漕いでいく。ここは桜の季節もいいだろうな。この水路は幅が狭いので、僕のカヤックだと途中で転回するのは難しそう。橋をいくつかくぐり、視界が開けると西の湖だ。今日の漕程の半分が西の湖なので、随分広い。でも、今日は風もなく穏やかなので安心して漕ぐことが出来る。

 西の湖の東側には、湖沿いに民家が建っている。こんなところに住めたらいいだろうなと思う。湖沿いのテラスで食事をしたり読書をしたり昼寝をしたり。。。。





 西の湖の近くに、モーターパラグライダーの発着場でもあるのか、飛んでいる姿をよく見かける。空中を自由に散歩出来るのは楽しそうだ。移動を楽しむための乗り物って、ほんと様々だと思う。




 さらに、艇を進めていくうちに、昼近くになったので、上陸して昼ごはんにする。この日は、おにぎり2個とコロッケパンの簡単な昼食にした。カヤックに乗っている間は、体制が自由にならないので、たまに降りて、体を伸ばした方がいい。

 昼食後、西の湖を出て、長命寺川を下る。川幅が広くなり、このあたりは、あまり水郷らしくはなくなってくる。信号が赤になっている大きな水門があって、しかも閉じているので、琵琶湖まで行くことは出来ない。そのまま引き返して、再び、水郷の中で漕ぎ進む。

 「よしの大龍神」の祠がある。これは、陸地からも行けると思うけど、水面を向いて祠が建っている。この辺りから東へ行けば、出艇位置まで戻れるけど、まだ時間があるので、もう少し遠回りすることにして南下した。しかし、この水路。狭いうえに、漕いでいて楽しくない。Y君のカヤックには、ヒルがくっついてくるし。




 もう一度、「よしの大龍神」に戻り、先ほどの水路よりも西の水路を目指すことにした。ここは、初めてカヤックで漕ぐと、どこに水路があって、どう繋がっているのか分からないので、ナビは必須かもしれない。慣れてくれば、紙の地図でいいだろう。僕は、車用の、ポータブルナビしか持っていないけど、これがあって助かった。

 先ほどよりも広めの水路を通って、2時30分くらいに、ゴールした。午前中2時間、午後から2時間と、良いペースで水上散歩をする事が出来た。

 先週の沖島一周は、うねりがあって、怖い一面もあったが、水郷はそういうことはない。この日は、あまり良い写真は撮れなかったな。
 帰りに、日牟禮八幡宮近くのクラブハリエでバームクーヘンを買ってから家路に着いた。
漕行距離は約12キロだった。

 

沖島を一周した日




 沖島を一周した。今回は、一緒にカヤックを購入したY君と、漕いだ。Y君は仕事が忙しくって、カヤックをやっている暇がないらしく、一緒に買ったのにもかかわらず今回で3回目の出艇である。しかし、今日は一人じゃないので、とても嬉しい。

 この日は、6時30分に家を出て、Y君を途中で車に乗せて、近江八幡の宮ケ浜へ向かった。関ヶ原から彦根あたりまでは、雨が降っていたので、天候に不安を感じたが、とにかく宮ケ浜へ向かった。到着したら、その近辺は雨が降った形跡がない。冬になると、米原から関ヶ原にかけての区間だけ、天候が悪いことはたまにある。

 そんなわけで、カヤックを組み立てる。Y君は、フットブレイスを自宅に忘れてきてしまったようで、未装着の状態で出艇することになった。気温は10度くらいだと思うが、カヤックの組み立ては、そこそこの運動量があるようで、体が温かくなってくる。組み立てに、慣れていないY君も、何とか無事に完成して、10時に出艇した。

 宮ケ浜の浜辺は、波打ち際に、水草の残骸が打ち上げられて堆積していた。でも、水の透明度は高くってきれい。沖島までの2キロくらいの道のりを、漕いでいく。宮ケ浜と沖島の間の水域は、定期船、観光船、漁船、遊船等、動力船が多いので、その動向を注視しつつ、進んでいく。






 出艇直後の湖面の状態は、苦痛になるほどじゃないけど、波があって快適とは言えない。それでも30分くらいで沖島へ到着する。島の岸沿いを散策するように、漕ぎ進んでいく。遠くからでも見える赤い神社の鳥居が印象的だ。岸沿いに、石が積んである。この島に昔の住民が積んだのかもしれないなと、島の歴史に思いを馳せたりする。

 11時30分くらいに、島に上陸して島内を散策する。当初の計画では、島の食堂で、琵琶湖の魚を食べたかったのだけど、今はシーズンオフのためか、休業中と言われてしまったので、それは来年以降の楽しみとすることにした。そんなわけで、島では、お土産用の大ウロリ(ごり)の佃煮を買って、浜辺でカップラーメンの昼食にした。





 島で過ごしている間に時間は1時になったので、再びカヤックに乗る。乗り込むときに、ついうっかりして、長靴の長さよりも深い場所に足を踏み入れてしまい、右足の長靴の中に浸水する。濡れたままだと冷たいので、カヤックの中で右足だけ、裸足になる。その方が足が冷えなくて済む。

 遊んでいる時は、時間が経過するのがとても早い。このまま宮ケ浜へ戻るには遊び足りないので、そこから岸沿いに、島を時計周りに漕ぐ事にした。体力や天候に応じて、その後どうするかを決める事にした。昼食後の湖面は、とても穏やかで、とてもスムーズにカヤックが進んでいく。遠くの方に三上山が見える。あの山を見ると、水郷で出逢った人のことを思い出す。




 
 あっというまに、島の西端まで辿り着く事が出来たので、島を一周してみることにした。島の西側を周って、北側に入ると、 すごい景色が広がった。こ日は、空気がとても澄んでいるせいか、琵琶湖一面が見渡せるようだ。対岸の湖岸の並木も遠方に見える。沖の白石は、どこにあるのかと思い、探してみたが、それらしきものは見えない。そもそも、一度も見た事がないだけに、どのくらいの大きさでどんな形で見えるのかを知らないものだから、発見するのが難しいのかもしれない。

 岸伝いに一周する予定だったけれど、島の北側には、大きな定置網(魞かな)が設置されていて、迂回するために、沖へ出なければならない。島の北側は、平地は、ほぼどこにもなく、住居が建てられるような場所はない。集落が、島の南西に集中しているのがよく理解出来る。この辺りまで来ると、波が出てきて、漕ぎ辛い。風は弱いのだが、波が問題だ。しかし、今日は二人なので、心理的な安心感がある。大き目のウネリが来ても笑っていられる余裕がある。一人だと、こうはいかない。やはり、心理的な安心感があるのとないのとでは、「楽しみ」度合いが大きく違ってくる。




 
 島の東側を回り込むと、宮ヶ浜が見える。腕も疲れて来たので、水上で休憩しつつ、漕ぎ進む。あと少しで上陸出来るという思いと、もう少し水上で漂っていたいという思いが交錯する。上陸したら、3時くらいだった。「秋の陽は釣瓶落とし」と言うけど、もう夕方の気配だ。4時過ぎには、撤収作業を終えて、車に乗り込んだのだが、気温が低いせいか、カヤックが湿ったまま収納することになった。
 この日の、漕行距離は11キロくらいだった。

 天気の良い日にカヤックを取り出して、干すことにしよう。



   

秋の水郷

  11月3日、寒くなったら、必ず行こうと思っていた近江八幡の水郷へ出かけた。西の湖近辺に到着して、どこから出艇しようかと迷い、ぐるぐると回った。西の湖の端に水路を発見したので、そこでカヤックを組み立てることにした。 

大きな地図で見る

 準備が終わり11時に水上に出ることが出来た。それにしてもこの水路、出艇してからしばらくは周囲を葦に囲まれて、水路幅もほどよくいいのだが、漕ぎ進む間に、葦がたくさん茂ってきて、かなり狭くなってきた。パドルを直角に立てるくらいにして漕がないと、パドルが葦に当たってしまい前に進めない。あと少しで、西の湖に出ることが出来る場所に、ホテイアオイが、ぎっしりと水路を塞いでいた。

 水を漕ぐのではなく、ホテイアオイをひたすら漕いで前に進む。ホテイアオイの原っぱから、脱出出来るかどうか不安になる。このまま脱出出来なかったら、どうなるんだろう?ここは両側を葦で覆われているので、誰にも発見されままになってしまうのだろうか。と思ってしまう。それでも、何とかがんばって西の湖までたどりつく。




 この写真の中央をひたすら漕いで進んだ。

 西の湖に出ると、視界が急に開けて、いい気分。しかし、一難去ってまた一難。今度は、冷たい風が吹いている。黒い色をした雲から、弱い時雨のような雨が降ってくる。ホテイアオイを抜けて、広い視界で安心したのに、今度は西の湖がとても広く感じられ、少し怖くなってくる。風とさざ波で、気持ちよく漕ぎ進む状態からはほど遠い。まだ出艇して30分くらいしか経っていないのに、ここで陸に上がるのはあまりにも残念と思い、天候の様子を見ながら、西の湖から、水郷の水路へ向かった。最初は地図なしで、勘のみで、進んでいった。しかし、行き止まりになってしまった。両側を葦で覆われている水郷は、迷路状態なのだ。こんなこともあるだろう思い、用意しておいた紙の地図を取り出して漕ぎ進むけど、地図上での自分の位置がよく分からないので、またもや行き止まりになった。奥の手ということで、車から外してきたナビを起動させてみる。初めから、ナビを使うのだった。それで自分の位置を把握して、水郷の水路へ向かった。


 水郷の中は、西の湖と違い、穏やかだ。葦が防風林の役割を果たしているのだろうか。漕ぎ進むうちに、水郷巡りの和船が見えてきた。やっぱり、水郷巡りは葦が薄茶色になった今の季節がいいんだろうな。和船のお客さんが食べているすき焼きのいい匂いがする。水郷ムードが増してくる。


 もう少し漕ぎ進むと、ウッドデッキの上に青いファルトが置いてある。カヤックに乗っている人がいるんだと思うと嬉しくなった。しかし、水面からウッドデッキまで、かなり距離があるけど、どうやって引き上げたのかな。かなり屈強な人だなあと思っていたら、その持ち主の方が、僕の方にペコリと、挨拶をしてくださったので、こちらもカヤックを漕ぎながら、おじぎをする。どうやら、お昼の休憩をしていらっしゃったみたい。少しお話して、水郷の事や、出艇場所を教えていただいた。

 水は常に流れているので、同じ場所にカヤックを固定するようにして、パドリングするのは、経験が浅い僕には至難の業だ。その方との会話をしているわずかな時間でさえ、あっちへ流されたり、向きが変わってしまったりするので、操船しながら、お話しをさせていただいた。
 少しお話をした後、もう少し水郷の奥へ進んでみる。地図を見ると、一周出来そうな感じだけど、最後には西の湖へ戻らなければならないし、天候のこともあるので、水郷風景を楽しみながら、その近辺を行き来した。岸部の木の根や、水鳥等を眺めながら、ゆっくりと漕ぎ進む。水面が穏やかで、随分、楽しい気分になってきた。

 葦の水路を行ったり来たりしているうちに、先ほどの青いファルトの方と、また出会う。今度は、お互いカヤックに乗った状態で、お話をする。水上でプカプカと浮かんで、たまにパドルで位置を変えながら会話するのは楽しいものである。
 
 とまあ、ここまででしたら、同好の者同士で、会話しただけに過ぎないのであるが、驚くことが起きた。その方は、

「もしかしてあなたはOeさん?」

と、おっしゃるので、すごく驚いた。滋賀県に知り合いはいないのに、どなただろうなあ、一瞬すごく不思議になる。なんと、僕がリンクさせていただいている(勝手にリンクしたのだが)、ブログを運営しておられる方であった。その方は、琵琶湖を3回も一周しておられる方なので、さぞかし屈強な男性なのだろうと僕は、勝手に思い込んでいた。(ごめんなさい)

 それにしても、気がついてくださった事に、感謝と驚きを感じてしまう。こんな事は、一生のうちに、そんなにないだろうなあ。

 その方と別れて、西の湖へ向かう。天候もよくなってきたし、先ほどの青いカヤックの方と話したことで楽しい気分になり、さきほどは、怖いとさえ思った西の湖が、急に楽しく思え、力いっぱい、漕いでみる。ナビを見ながら、最高時速に挑戦する。でも、瞬間的に時速7キロを出すのがやっと。巡航速度は5キロといったところ。水上散歩とはよくいったもので、陸上を少し早く散歩するのと同じくらいだ。西の湖の東の方まで漕いでみる。風が止んだせいか、水面に映った雲がとてきれいだった。






 さきほどのホテイアオイの関所を抜けて、出艇場所まで戻るのは、コリゴリなので、開けた場所を見つける。結局、陸に上がったのは2時30分頃だった。

 カヤックを乾かしている間に、1キロほどの距離を歩いて車を取りに行き、お湯を沸かしてインスタントラーメンを作り、遅めの昼ごはんにする。こんなことなら、先ほどの方とお話しながら、お昼をご一緒させていただいた方が楽しかったかなと思った。
 
今日は無理だったけど、今度、ここに来るときは、出艇場所を教えてもらったグラウンドがある場所から出艇することにしよう。そして、一通り、水郷を回ってみよう。
 
 この記事は、翌日に書いている。カヤックに乗った時はいつもそうだが、今回も腕、肩、腹、太ももが筋肉痛になっている。それは、とても心地が良い痛みだ。水上にいると、日常生活では体験できないような光景や出来事に出会ったりできる。カヤックという趣味に出会えて、ほんとうに良かった。

沖島

 6時に自宅を出発して、近江八幡の宮ヶ浜へ向かった。岐阜からの道中、彦根あたりまで、ところどころ、雨が降っている場所があった。

 7時30分に近江八幡休暇村へ到着し、アルピナ2−430の組み立てを開始した。今回は、妻と二人だったため、コーミングカバーは無しでオープンデッキの状態での出撃である。

 僕は、ものすごい小心者なので、岸からかなり遠い場所で沈してしまったらどうしようかとかなり心配していたが、なんとか無事であった。

 この日は薄曇だったため、この季節でも、比較的、暑さがましだった。琵琶湖の水温は、かなり生ぬるい。

 宮ヶ浜から沖島まで1時間弱だった。乗艇位置は、妻がバウマンで、僕がスターンマンなんだけど、スターンマンって、写真が撮りにくい。そんなわけで、パドリング中の写真は、今回はなし。



 僕のパドルは、マーシャスのグラスファイバー製の2PパドルTNPのライトアシンメトリック4Pパドルを使っているんだけど、普段は軽量なグラスファイバー製のパドルを使い、スペアとしてTNPの4Pパドルをカヤックに積んで、一人で漕ぐというスタイルである。普段のスタイルだなんて偉そうな書いてるけど、出撃回数は今回でまだ6回目だが。

 さてさて、このTNPのパドルは、安価で丈夫なんだけど、重い。カヤックを漕いでいて岩にぶつかりそうになった時、パドルで岩を突いて方向転換することもいざとなったら可能だ。もちろん、これは緊急避難的な使い方であって、普段はそんなことはしない。今回は、軽量なパドルは妻に譲って、TNPのパドルを僕が使用した。カヤック経験がまだ少ない僕は、パドルって、いろいろあるけど、どう違うのかと思っていたが、短時間という時間でも漕いでいると、やはり軽量パドルのありがたさが実感出来る。帰宅したら、腕が筋肉痛になっていた。

 さてさて、そんな感じで沖島へ到着したが、集落(漁港)周辺は、護岸されていたりして、砂浜がないので上陸できそうなポイントがあまりない。上陸ポイントを探していると、集落の東のはずれにちょっとしたビーチを発見した。上陸後に分かったことであるが、そこは島の子供たちの湖水浴場だったみたい。(写真の場所)
 そんなわけで、カヤックが邪魔にならないように、端の方に寄せて係留しておいた。

 それにしても、このデジカメ、レンズが良くないのだろうな。水平線が歪みすぎる。この写真の調子で地球が丸いのであれば、地球はかなり小さいものになってしまう。歪曲収差を画像処理で修正して欲しいものであるが、廉価なデジカメなので、まあ仕方がないのかな。いつか、ちゃんとしたデジカメを買おうと思っている。

 このカヤックを係留した場所から集落までは歩いて数分である。途中、畑や学校の運動場の中を抜けていく。沖島の集落は、かなりびっしりと家が建っている。電化製品等のゴミがあちこちに捨てられているのが目に付く。ゴミを捨てる場所がないんだろうなきっと。それから、7月11日にあった参議院議員選挙のポスターがまだ掲示されていた。半月以上も経っているのに、まだ撤去されていないとは。島だから、撤去作業も時間がかかるのかな。

 ついこの前の「ナニコレ珍百景」で沖島が投稿されていた。テレビ放送の内容のとおり、確かに三輪車が多い。自転車も多い。自動車が一台もない島だから、そうなるのかな。

 散策した後に、何か土産ものを買おうと思い、港近くの店をのぞいたが、閉まっていた。中に人がいないかのぞき混んでいたら、お店の人に、建物の横から「今、開けます」と、声をかけてもらえた。話を聞くと、漁に出ていたとのこと。僕の好物の小アユの佃煮と酢ハスを買った。ここは港屋さんというのだが、帰宅して調べたら、HPがあった。このお店は食事もおいしそう。次回は予約して食事もしようかな。

 土産をクーラーボックスに収納して、再び乗艇して宮ヶ浜へ向かう。これほど沖へ漕ぎ出したのは初めて経験だけど、思ったよりも船が揺れる。気を抜くと船酔いしてしまうかもしれない。宮ヶ浜へ近づいてきたとき、休暇村のカヌー教室のカヤックが数艇、浮かんでいた。つい数ヶ月前までは、僕もあの中にいて、沖へ漕ぎ出すカヤックを羨望の目で見ていたのだ。

 11時過ぎに宮ヶ浜へ到着した。いつかまた、あの島へ行こうと思う。